【映画】スーサイド・スクワッド感想
福岡出張の締めくくり、公開初日にスーサイド・スクワッドを観に行った。
マン・オブ・スティールから続く一連のDCユニバースの流れを汲み、バットマン・フラッシュ等のキャラクターも少し出てきて、「マン・オブ・スティール」「バットマンvsスーパーマン」を観ているとより楽しめる作品。
正直に言います
「何故こうなった」
制作発表からすごく期待してしまったせいか、予告編が素晴らしすぎたのか、キャラクターが立ちすぎていたのが原因なのか、予告編以外の所がすごく残念な仕上がりに。
ネットの感想を見ても同じことが書いてあるのだけれど、脚本がうーんって感じ。
各メンバーの紹介をする前半部分はいいのだけれど、肝心の今回の敵が悪人ってほど悪人ではなくて、「人間ごときにこき使われて腹たったからぬっ殺す」程度の理由で暴走し始めた元女神。
いや、理由についてはこき使おうとしてた議員のオバサンがすげー悪人だからわかるっちゃわかるけど、その描写が少なすぎて、いまいち敵って感じがしないし、犯罪者とかテロリストとか過激な国相手にするんだろうなと想定してたこっちからすると、超常パワーを持つような人間がこちら側に1人しかいないのに超神秘的なやつを相手にするのが腑に落ちない。
さらに言えば、構成として
・デッドショットの娘と自分の仕事の関係
・大佐とジューンとエンチャントレス
上の3つが絡みあうように進むのに、ジョーカーとハーレイの部分で狂気が描かれたかと思ったら、デッドショットでしんみりを挟み、B級映画な本筋が出てきて、感情の起点をどこにもっていけばいいのかよくわからなかった。
『悪人と悪人ぶつけて政府が利用しようとするけどジョーカーが参戦してきて混沌と化す』ようなストーリーを期待して観に行くと、確実にがっかりする映画。
これでワンダーウーマンもがっかりな出来だったら、ジャスティスリーグを観に行くか真剣に考えないといけないかもしれない。
ちなみにキャラクターの外見・演技・世界観づくりについては文句ない出来です。
…結局のところロビンの一件は匂わすだけ匂わしていつ描くんですかね
パンフ・Tシャツ・ハーレイのバットのキーホールダー買うぐらいだから楽しんではいるんですけどね